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竜飛崎を走ってきた! [ツーリング&ドライブ]

毎年、5月頃は妙に気温が上がる日があるように感じていましたが、今年は例年以上にその傾向が強いようで、4月末の時点で秋田でも30度を超える日が…。
ちなみに朝の気温はまだ4~8度と一桁なので、寒暖の差が20度を超える日が発生しております。

とはいえ、梅雨入り前に快晴が続くのはバイク乗りとしては嬉しい事。
この天気と気温を有効に活用すべく、青森県の竜飛崎を目指してみる事に。
…竜飛、年中いつでも風が強いので、秋とか夜とか肌寒い時はライダーの耐久テストになるので、気温は高い方が良いのです。

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竜飛崎のある津軽半島は、昨年行った下北半島より距離が短いとはいえ、日帰りで行くにはそれなりの距離なので、地元の道の駅たかのすを朝の8時に出発。
車両の選択は積載性の都合で迷ったものの、また気温も上がる予報だったし、軽装でいいだろ!という事で、この日もブラックバードに働いてもらう事に。

…車両のチョイスは間違っていなかったものの、装備のチョイスが半分ほど誤りだった事に気づくのは2時間ほど後、青森市内に入ってからの事。
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浪岡付近までは
「今日も快適なツーリング日和だ!」と走っていたのに、青森市内に入った途端、寒い!?
途中で19度まで上がっていたはずの気温、市内では11度とかの表示なんですけど!?
何コレ?陸奥湾ってこんなに気温違うの!?

休憩ついでに市内にも立ち寄って行こうと思ったものの、相変わらず青森市内はバイクの駐輪場を見つけていないため、少し探索しただけで津軽半島に向かう事に。
青森駅前(上野発の夜行列車…の方)に少しだけ駐輪スペースあったっぽいんですけど…。

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過去に見た記憶が無いなぁ…と思ったら、実は初めての立ち寄りだった道の駅たいらだて。
というか、そもそも青森市からの国道280号線を走るのが初めてだった模様。
その初めてのルート、ずっと薄~い霞の中を走っているような状態で、景色も大して見えないし、初夏対応の装備ではチョー寒いしで微妙に辛かった…。

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今別町の高野崎あたりでようやく陸奥湾の寒さ(?)から開放されて、安堵した所で既に昼食の時間。
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ほぼ値段だけで選んだ帆立チャーハンが意外と美味い。
そして、店内のラジオから聞こえる北海道の放送で、下北半島だけじゃなく、こちらも本州の果てなんだなぁ…と妙に実感。
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一人で歩いて行くのも寂しくて行かなかったんですけど、実はこの写真の奥にある灯台の先が見所だった模様…。
…じ、次回の楽しみに取っておいたんですよ!?


この後、少し海から離れて道の駅いまべつにも寄ろうか迷ったのですが、今は道の駅巡りをしている訳ではない…という事で、そのまま海沿いを走ることに。
…でも、帰ってから新聞記事で知ったのですが、つい先日、新幹線への対応で隣接する駅舎が超ミラクルにグレードアップしたようで…行けば良かったと激しく後悔。
以前はローカル線の無人駅みたいな駅舎だったんですけど、今や道の駅周辺だけ都会みたいな有様らしく…。
…こ、これも次回の楽しみに取って(以下略)

実は今回、せっかく津軽半島を走るし、○○年ぶりに東北道の駅スタンプラリーへの参戦も考えていたんですが、自分の性格的に、参戦したらツーリングが道の駅を巡るだけの『作業』になるのが分かっているので、やめたんですよね。
いずれまた時間的な余裕ができたら挑戦するかも知れませんけどね。


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その後、道の駅みんまやに到達!
ここは激しく久しぶりでもこんな景色だったのは覚えております。

さて、今回こそは青函トンネル記念館も見学して…と思った所で、カメラのモニターで何か点滅している事に気づく。
バッテリー残量警告表示…!?
こないだ満充電にしたばかりなので完全に油断していて、今日は充電量の確認もせず予備バッテリーも持たずに出てきていたんですが、ここ数日は撮影枚数が多くて、バッテリーの消費も激しかった模様。

後ろ髪引かれつつも、せめて竜飛崎の景色は撮影しないと、ここまで来た意味が半減すると思い、そちらを優先する事に。
……き、記念館も次回の(以下略)
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過去に来た時は、いつもここまで登らずに竜泊ラインに入っていたようで、実は初めて見つけた噂の国道。
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国道というか酷道というか…
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ええもう文句なしに階段です。
単なる階段です…362段あるけど。

もとは坂だった国道が階段化されて、別ルートで車が走れる道路が整備されて、そちらに国道を移そうとしたら、地元から
「階段国道の方が観光名所になるから」との要望があって、国道として残ったようです。
地元のその発想が大正解だった事は、自走派の国内旅行者なら誰もがご存じかと。

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階段国道の上の入り口から、(車道を)もう少し先に登ると、龍飛埼灯台()下の駐車場に辿り着きます。
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灯台のそばから見下ろすと、階段国道に挑んでいる方々が見えました。

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それにしても…
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抜群の最果て感。
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(↑クリックで拡大できます)
これは南側の景色ですが、周囲300度くらいが海でした…。
できれば帰りに西海岸沿いで夕陽も撮影したかったので、撮影枚数を押さえなきゃいけなかったのが悔やまれる…。

灯台周辺を歩いてから、帰路で竜泊ラインに入ります。
(というか、肝心の灯台を撮影していなかった件についてはスルーして頂ければ…)
恐ろしく素晴らしい道で
『あれ?こんな良いルートだっけ??』と全く記憶にない有様。

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途中、景色の良さそうな展望台を見つけて、このまま走り続けたい気持ちを抑えて立ち寄ってみる事に。
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(↑クリックで拡大できます)
…残念ながら、この写真じゃ全く伝わりませんが、近年のツーリングで最高の景観に出会った模様。
さっきまで居た竜飛崎を彼方に見下ろすような景色で、快晴続きのせいか大気が霞んでいたのが残念ですが、それを差し引いても凄かったです…。
ここから夕陽とか眺めたら、もう人生終えてもいいんじゃなかろうか…。
竜泊ラインの眺瞰台(ちょうかんだい)、必ず立ち寄る事を強くオススメします。

更に、これから向かうルート…。
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タイヤのアマリングを減らす(無くするとは言ってない)のに丁度良さそうな道路が既に見えているという。
そして、これがもう想像以上の名道!…と思ったら、竜泊ラインも日本百名道のひとつだった模様。
それにしても、以前も通ってるハズなんですが、イマイチ記憶にないなぁ…。

まさかの八幡平アスピーテラインを超えるほど楽しいルートを駆け下り、懐かしの道の駅こどまり。
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ここからは再び普通のルートになります。
…竜飛周辺はツーリングライダーなら是非一度は訪れて欲しい場所ですが、正直、そこまで至るルートが退屈かも知れません。
途中の見所といったら、十三湖ぐらいのような…今回は立ち寄りませんでしたが。

十三湖近くからは県道12号線を南下してから西海岸に抜け、最近はもう走り慣れた五能線沿いを南下。
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秋田県側に入ってから夕陽を待ち、その後、無事に帰宅となりました。

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夕陽までカメラのバッテリーが保って良かったです…。
この日の総走行距離は400km程でした。


激しく蛇足ですが、と、灯台…微妙に漢字が異なる事にお気づきでしょうか。
飛は飛と記載される事もあり、どちらが正解という事は無いようですが、建物の名称などの場合は基本的に一方の漢字を統一して使用しており、たとえば飛埼灯台を飛埼灯台と書くことは無いようです。
また、地名としては今は竜飛の方が主に使用されていますが、単に『龍飛』より記載しやすいためではないかと。

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(写真は本文とは関係ありません…たぶん)

そして、…ですが、これは海洋に突出した陸地の突端部の名称『さき』を海図で見た場合と地図で見た場合に使い分けられているそうで、地図の場合は山へん、海図の場合は土へんの漢字が用いられるそうです。
そして、灯台は海上交通のための設備ですので、土へんの『埼』が正式名称として用いられているそうです。

蛇足ついでに、竜飛崎、龍飛崎(たっぴざき・たっぴさき)は竜飛岬、龍飛岬(たっぴみさき)とも言われる事があり、こちらも間違いという訳ではありません。
同じ場所でこれほど微妙な別称があるのも珍しい気が…。
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HIRO

こんにちは。
竜飛崎ツーお疲れ様でした。
寒い時には合羽で…って(笑)

色々宿題が出来た様で、これから楽しみですね。
by HIRO (2015-05-02 21:32) 

影風響

楽しく拝見致しました。
以前ソロ・ロンツーで行った時を思いだしまして、懐かしく感じました。
竜飛又行きたいですねー。前回はzzr250でしたので今度行くときは、
大きい方で考えますかネー。
by 影風響 (2015-05-03 01:39) 

やなぼー

去年、あまたのソネブロガーが訪れた津軽半島!
こっちも良いですね~(*^_^*)
ただ、北に渡るフェリーがない(>_<)
陸奥湾で、ホタテをハズしたら、生きていけないでしょう。
私は、西海岸のシジミラーメンの方が記憶に残ってますが・・・(^_^;)
ああ~♪の・・・
あの石碑はまだ残ってるのかな!?
by やなぼー (2015-05-03 06:19) 

TS

HIROさん>
いやー、まさか最高気温30度、降水確率0パーセントの予報でこんな目に遭うとは思わなかったので、ネックウォーマーしか持って行かなかったんですよ。(爆)
しかも秋田の場合は基本的に海沿いの方が暖かいので、まさか陸奥湾周辺が竜飛より寒いとは思わず…。(汗)
by TS (2015-05-03 07:41) 

TS

影風響さん>
最寄りの高速ICからもけっこうな距離があって、決してアクセスが良いという訳ではありませんが、景色とルートは行く価値のある場所ですよね。
連休(?)前半の29日でしたが、県外からのライダーも多数見かけましたよ♪
by TS (2015-05-03 07:47) 

TS

やなぼーさん>
やっとの再訪です。(笑)
往復で400km程度なのに、これほど足が遠のいていたのは何故なのやら…。(汗)

地図で見る限りだと下北半島に往復するむつ湾フェリーぐらいしか航路が無いんですね。
…過積載気味なライダーが竜泊ラインに入らずに戻って行ったのは、もしかしたら下北半島に渡って大間から北海道…というコースだったのかも?

ブービートラップ歌碑、皆さんご存じだったのか、今回行った時は誰も押してませんでした。(笑)
by TS (2015-05-03 07:59) 

nozzy

竜泊ライン、楽しいですねえ。
ウン十年前に訪れたときはまだ工事中でした。
路面は仮舗装で快適に走れましたが、ガードレールや路肩の排水溝がまだ作っている途中で、今は雑草で覆われている法面が赤土剥き出しだったような記憶があります。
昨年、岩木山のついでに立ち寄った際は、眺瞰台に気づくことなく、気持ちよく走り抜けてしまいました。
by nozzy (2015-05-04 00:04) 

TS

nozzyさん>
自分が前回通ったのは2003年頃なので、おそらく現在のルートが完成していたと思うのですが…あんな良い道なのに、何故かサッパリ記憶にありませんでした。(笑)
…スタンプラリーで道の駅が目的になってしまい、走る事は途中経過としか感じていなかったのかも知れません。(汗)

眺瞰台の周辺の道も綺麗なRを描いていますし、気持ちよく走っているとスルーしたくなっちゃいますよね。
自分が立ち寄っている時も、一度通り過ぎたライダーさんがしばらくして戻って来たりしていました。(笑)
by TS (2015-05-04 09:30) 

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