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安価な電動ミルを使ってみた! [コーヒータイム]

実は数年前の記事で少し触れたのですが、後日、紹介記事を作ったものの掲載をすっかり忘れていた話題です。
友人へのプレゼント用に手頃な電動コーヒーミルを探しておりまして、比較的評判も良かった製品を購入、ついでにテストしておりました。
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カリタ Ceramic Mill C-90
購入したのは、日本で最も有名なコーヒー器具ブランドの一つと思われる、カリタの製品。

電動ミルは非常に安いものからバイクが買えるくらいの価格帯までありますが、これは概ね8000円くらいで、家庭用の中では中堅近いくらいの価格帯と思われます。
が、個人的には、これより安い電動ミルはオススメできません。
というか、これより高い製品でもオススメできない製品はあるのですが、もちろん良い製品も多いです。
しかし安いものは…。


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個人的にはコーン(コニカル)式の金属刃が好みなのですが、こちらのミルは名前の通り、臼(うす)式のセラミック刃です。
上下に同形状のファインセラミック製臼歯があり、切るというより文字通り臼ですり潰す感覚です。
とても評判の良い製品なのですが、正直、刃(歯?)の形状や価格帯から、実はあまり期待せずに購入してみたのですが、結論から言うと、価格の割にはとても優秀でした。
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さすがにパウダー状まで挽くことは困難ですが、ペーパードリップで淹れる粒度なら十分に挽けますし、荒い方向への調整幅は意図的に目盛り以上に大きくする事も可能です。

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セラミック歯なので、メンテナンスにもさほどの気遣いは要りません。
人によっては、歯を固定しているねじを外すのが少し大変かもしれませんが、外して洗えますし、摩耗した場合は補修部品としてこのセラミック歯のみでも市販されております。
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挽かれたコーヒーが出てくる部分が掃除しにくいのは難点ですが、掃除機やエアダスターなどを駆使してあげれば綺麗にできます。


もちろん難点もありまして、個人的に一番気になったのは、動作音がおそろしくデカい事です。
いや、コーヒーミルに限らず、エスプレッソマシンや焙煎機など、コーヒーに関連する機器は動作音がデカいものが多いのですが、C-90は、可愛いサイズと空転時の静かさに反して、豆を挽く時の音がすこぶる激しいです。
個人的な感覚だと、アパートなどでの使用には気を遣うレベルだと判断しました。

それと、豆の量が少なくなると、豆が歯に弾かれてなかなか最後まで挽かれません。
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これはホッパー内にある傘の高さが高すぎるせいかと思うのですが、長年、この形状のまま販売され続けているので、低くしても駄目なのかも…?
自分で使うものなら傘を短くカスタマイズしてみるんですけどねー。

あと、これは多くのコーヒーミルが抱える問題でもあるのですが、挽いた時に発生する静電気で、粉受けの中にも外にもコーヒー粉が飛び散り、くっつきます。
セラミックは金属に比べて静電気が発生しにくいと聞きますが、そんなの関係ねぇ!状態で発生します。
粉受けや本体がプラスチック製なのが大きな原因だと思いますが、静電気の問題は少なからず他のコーヒーミルでも発生するので、C-90が特別悪いとは言えないかと。

そんな訳で、個人的には戸建て、もしくは少し防音に優れた共同住宅にお住まいで、安い電動ミルをお探しの方にオススメしたい製品です。

ただ、もう少し奮発できる方なら迷わずWilfa Svart Aroma(以前の紹介記事はこちら)を、更に、もうプロ並みの機材じゃないと納得できない!という贅沢な方にはEK43をオススメします。


なお、手動でも構わないという方には、他にまたオススメのハンドミルがありますので、改めて記事が作れたらご紹介したいと思います。
以前紹介したCOMANDANTE C40はもちろん良いのですが、コスパの面では近年、中国製の製品が非常に優秀でして…。
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