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社外サーモメーターの装着 [NS-1]

先日の記事でも少し触れましたが、水温計も装備しました。
というのも、NS-1は純正のラジエターが貧弱すぎて冷却能力に難があるらしいのですが、闇雲にラジエター交換などの対策に走る前に実際のデータを取ろうと思いまして。

…実は二輪でこういった快適装備以外の機能部品を取り付けるのは初めてだったりします。
ブラックバードならともかく、NS-1というのが何だか妙に悔しいです…。
ま、ブラックバードは車両の水温が限界になる前に、乗り手の両膝が灼熱フレームで焦げるんですけどね。

さておき、今回選んだのはSP武川製『コンパクトLCDサーモメーターKIT』。
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届いたのがもの凄ぇコンパクトなパッケージで驚きました。
左はサイズ比較用に置いたライター。
…いや、オレはタバコ吸えないんですけど、配線加工で熱収縮チューブを使う時とか、レザークラフトでシニュー糸を焼く時に必要なのでライターは必需品なのです。

SP武川のサーモメーターはセンサー形状や電池式か外部電源式かで数種類ありますが、オレが選んだのは外部電源作動タイプ・PT1/8センサー付きセットです。
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追加メーターなどのパーツは四輪の方がなじみ深い自分としては、電池式の存在が謎だったんですが、サーキット仕様などでバッテリーレスにしている車両や、電源の確保が難しい車両などでも使える事から、バイクでは一般的みたいですね。
ただ、オレの場合は数年に1度とはいえ電池交換の手間や、電源の切り忘れなど、デメリットの方が多いので普通に外部電源のみで全機能が使えるモデルをチョイスです。

ちなみに、初めて選んだSP武川の製品になりますね。
どうしてデイトナにしなかったのかと言いますと…デイトナのサーモメーターの評判が悪すぎたためです。
いや、基本デイトナ派ですけど、あえて評判の悪い製品まで選ぶほどのドMでは無いのです。
…標準的なMだけど。

で、このSP武川製のサーモメーターは評判も良く、価格と機能もオレにとっては手頃でした。
ブランド的にはヨシムラが魅力的だったんですが、価格が高すぎ&NS-1に使うには多機能すぎたので断念。
デザイン的にはアナログメーターのキタコ製品も魅力的だったんですが、こちらは価格がちょっぴりだけ高めでしたね。

電源関係の配線は先日のメーター照明と同じ場所から取り出したので省略しまして、センサーの取り付けです。
サーモメーターなので水温でも油温でも気温でも計れる訳ですが、水冷エンジンなのでフツーに水温で使用します。
PT1/8センサーの場合は、純正の水温計と差し替えて使用できる車種も多く、NS-1もそれに該当します。
なお、適合するセンサーや推奨の取り付け方法についてはSP武川のカタログなどで調べられますので、そちらをご覧下さい。

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NS-1のシリンダーヘッドを真上から見た状態ですが、赤いプラグカバーの上にある細い配線が純正の水温センサーです。
最初、配線があるからメガネは使えないし、スパナだと斜めになるし…と悩んでいたんですが…
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配線は引っ張ったら取り外せました。
これならメガネで楽勝!…と思ったんですが、さすがに20年近くも刺さってたセンサー、固すぎ。
しかもシリンダーヘッドの形状から、通常のメガネレンチではかかりが浅く、舐めそうな気配。
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結果、トネのラチェット&エクステンションという、我がガレージの実用ツール最強コンビで何とか抜けました。

車種によってはクーラントを抜いてからじゃないと交換できない場合もあるかと思いますが、ウチのNS-1だとそのままでもクーラントが溢れる事もありませんでした。
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…表面張力?の関係で、他から空気の入るトコが無い限りはクーラントも出てこないハズ!と思って作業していたんですが、単にどこか詰まって流れが止まってたらどうしよう…。
それと、写真でも見えますが、純正の水温センサーに付いていたシールが残る可能性が高いので、取り出せる場合はしっかり取り出し、取り出せなくなった場合は素直にクーラントごと抜きましょう。

なお、クーラントの廃棄は付き合いのあるガソリンスタンドか、クーラントを購入したお店に相談するのが吉。
実はけっこう毒性が強いものなので、薄めて下水に流す、とかはご遠慮下さい。
…もし相談したお店で『え、ウチでも下水に捨てちゃってますよ?』とか言われたら、消防署あたりに密告すると地域の環境改善に貢献できるかもしれません。

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こちらはサーモメーター付属のセンサーと、付属していないシールテープ。
親父が元・配管技能士なので、我が家ではシールテープに困ることはありません。
なお、液状ガスケットを使用されても大丈夫です。
圧力のかかる水回りなので、くれぐれもシールなしで取り付けたりされないように…。
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シールテープは、ねじ込む方向(時計回りで剥がれないように)を考慮して薄めに巻き付けるのがコツです。
ま、クリアランスが大きくて、隙間を埋めるために少し厚めに巻く場合もありますが、このセンサーはテーパーねじになっているので、径を間違えていない限りは何処かでしっかり噛みます。
…オレはテーパーねじなのに気付かず、けっこうガッチリ絞めてしまいましたが、みなさんは加減しましょうね…。

結果、こんな感じになりました。
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配線はビニールテープとスパイラルチューブで包んで保護しておきました。
フレームなどと接触していると、振動と摩擦で裂けたりしますからね。
ちなみにメーター表示部は未だに仮固定です。
取り付け位置によっては配線がハンドルに引っ張られたりしちゃう可能性もあるので、配線を通す位置はじっくり検討しましょう。
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コメント 4

うえいぱうわ

ご苦労様です。
高温のクーラントが吹き出したら、
大惨事ですもんね。

by うえいぱうわ (2011-08-05 17:59) 

TS

うえいぱうわさん>
かつて乗っていた四輪の愛車でクーラント漏れ→オーバーヒート→修理費20万…を経験しているので、水周りとかオイル周りの問題はトラウマです。(爆)
なので、本音としてはオイルやリキッド類は可能な限り触れたくないんですけど、自分でメンテナンスするなら避けて通れませんからねぇ…。(汗)
by TS (2011-08-06 01:42) 

NS

はじめまして。


このデジタル水温計の電源はどこの線から取ってるんですか?
by NS (2012-09-15 21:53) 

TS

NSさん>
リンク先の記事でも掲載していますが、フロントブレーキスイッチの配線から分岐させています。
ただ、理想としてはそこにリレーを入れて、リレー制御で通電ON/OFFできるのがベストだと思います。
by TS (2012-09-15 22:22) 

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