工具&ガレージライフ vol.4 [雑誌・書籍]
表紙のイメージをこれまでの3冊から大きく変更していたので、一瞬別の雑誌かと戸惑いました。
以前vol.3を紹介した、工具が主役の雑誌です。
ファクトリーギアのPB『DEEN』の掲載が避けられている割に(ファクトリーギアは『工具の本』という似たような雑誌を監修している関係かと…)、アストロプロダクツやストレートなどの低品質なPB製品が多く掲載されている事や、今号も脱字が多少見受けられる部分はまぁアレなんですが、内容としては下手なカー雑誌よりも遙かに好みなので購入しました。
…個人的に好きなTONEの工具がけっこう掲載されているのが何より大きいんですけどね。
で、そのTONEの工具で「コレは!」と感じた新製品が掲載されていました。
TONE ラチェットデジトルク
昨年12月に発売された新型のデジタル式トルクレンチなんですが、測定値の保存機能もあり、付属のUSBケーブルでPCへのデータ転送も可能。
…こんな機能、最近どこかで聞いたような…?と思う方は、ちょっぴり工具通かもしれません。
KTC デジラチェ メモルク
こちらはKTCが昨年2月に発売した、測定値の保存&PCへのデータ転送機能をもつデジラチェ。
…精度や使い勝手などについて詳しく確認した訳ではありませんが、おおむね似たような機能、と言って差し支えないかと。
とりあえず保存件数だけ見ると、TONEの新型デジトルクは250件、KTCのメモルクは200件と、さすがに後から出しているTONEが少しだけリードかな…と言いたいトコなんですが、もし精度や使い勝手が似通っているレベルであるならば、一つだけ、見過ごせない差がありました。
…価格差です。
TONE ラチェットデジトルク
T3DT60H (9.5mm 12~60N・m) 定価47,500円
KTC デジラチェ メモルク(USB用)
GED060-R3-U (9.5mm 12~60N・m) 定価170,000円
発売時期が約1年の差でこれだけ製造コストに差が出る…訳ないですよねぇ。
KTCが高すぎるか、TONEが安すぎるか…なんでしょうけど、安くて品質が良ければ誰も文句は無い訳で。
ただ、KTCのメモルクはUSB接続ではなく無線通信のタイプもUSB接続のタイプと同等の価格で発売されており、そちらの方が有効な現場は多いでしょう。
また、TONEのラチェットデジトルクは計測トルク値が非常に大きいもの(170~850N・m)まで用意されており、KTCとは想定している現場が異なる印象も受けます。
ほぼプロフェッショナル用のデジタル式トルクレンチと言えますし、導入するとしたら、どこに主眼を置くかの問題となりそうです。
…とはいえ、KTCはもう少し価格設定というものを考えた方が良い気はします…。
そうそう、本題でもある『工具&ガレージライフ』ですが、他にもいろいろな工具が紹介されているので、工具を自分で購入している方にはオススメできる雑誌です。
ただし、あくまでスポンサーありきの記事となっているようで、実際の使用感を試すコーナーなどではネガティブな事が一切書かれておりません。
たとえばコードレスインパクレンチを紹介しているコーナーで『コードレスインパクトは適度な重さが必要』みたいに記載されていますが、少なくとも乗用車のホイールナットを外す程度の用途であれば、紹介されていた製品の3.2kgという重量は、はっきり言って重すぎます。
(スペックや用途の違いはありますが、電動ツール大手の日立工機のコードレスインパクトレンチ WR18DBDL型の場合、重量は1.7kgです…。)
どんな雑誌…ネットの記事でもそうですが、こういった部分は編集部の(オトナの)都合というものを推測しながら判断する必要がありますね。
以前vol.3を紹介した、工具が主役の雑誌です。
ファクトリーギアのPB『DEEN』の掲載が避けられている割に(ファクトリーギアは『工具の本』という似たような雑誌を監修している関係かと…)、アストロプロダクツやストレートなどの低品質なPB製品が多く掲載されている事や、今号も脱字が多少見受けられる部分はまぁアレなんですが、内容としては下手なカー雑誌よりも遙かに好みなので購入しました。
…個人的に好きなTONEの工具がけっこう掲載されているのが何より大きいんですけどね。
で、そのTONEの工具で「コレは!」と感じた新製品が掲載されていました。
TONE ラチェットデジトルク
昨年12月に発売された新型のデジタル式トルクレンチなんですが、測定値の保存機能もあり、付属のUSBケーブルでPCへのデータ転送も可能。
…こんな機能、最近どこかで聞いたような…?と思う方は、ちょっぴり工具通かもしれません。
KTC デジラチェ メモルク
こちらはKTCが昨年2月に発売した、測定値の保存&PCへのデータ転送機能をもつデジラチェ。
…精度や使い勝手などについて詳しく確認した訳ではありませんが、おおむね似たような機能、と言って差し支えないかと。
とりあえず保存件数だけ見ると、TONEの新型デジトルクは250件、KTCのメモルクは200件と、さすがに後から出しているTONEが少しだけリードかな…と言いたいトコなんですが、もし精度や使い勝手が似通っているレベルであるならば、一つだけ、見過ごせない差がありました。
…価格差です。
TONE ラチェットデジトルク
T3DT60H (9.5mm 12~60N・m) 定価47,500円
KTC デジラチェ メモルク(USB用)
GED060-R3-U (9.5mm 12~60N・m) 定価170,000円
発売時期が約1年の差でこれだけ製造コストに差が出る…訳ないですよねぇ。
KTCが高すぎるか、TONEが安すぎるか…なんでしょうけど、安くて品質が良ければ誰も文句は無い訳で。
ただ、KTCのメモルクはUSB接続ではなく無線通信のタイプもUSB接続のタイプと同等の価格で発売されており、そちらの方が有効な現場は多いでしょう。
また、TONEのラチェットデジトルクは計測トルク値が非常に大きいもの(170~850N・m)まで用意されており、KTCとは想定している現場が異なる印象も受けます。
ほぼプロフェッショナル用のデジタル式トルクレンチと言えますし、導入するとしたら、どこに主眼を置くかの問題となりそうです。
…とはいえ、KTCはもう少し価格設定というものを考えた方が良い気はします…。
そうそう、本題でもある『工具&ガレージライフ』ですが、他にもいろいろな工具が紹介されているので、工具を自分で購入している方にはオススメできる雑誌です。
ただし、あくまでスポンサーありきの記事となっているようで、実際の使用感を試すコーナーなどではネガティブな事が一切書かれておりません。
たとえばコードレスインパクレンチを紹介しているコーナーで『コードレスインパクトは適度な重さが必要』みたいに記載されていますが、少なくとも乗用車のホイールナットを外す程度の用途であれば、紹介されていた製品の3.2kgという重量は、はっきり言って重すぎます。
(スペックや用途の違いはありますが、電動ツール大手の日立工機のコードレスインパクトレンチ WR18DBDL型の場合、重量は1.7kgです…。)
どんな雑誌…ネットの記事でもそうですが、こういった部分は編集部の(オトナの)都合というものを推測しながら判断する必要がありますね。
現在、目盛りで合わせてます(爆)
トルクレンチもデジタルになったんですね~(^_^;)
ちゃんと適正トルクで締めてくれれば良いんですが・・・
どこのバカ力で閉めたんだー、というところで外れないというのが一番
難儀するんですけどね~(>_<)
by やなぼー (2013-01-08 06:55)
やなぼーさん>
一定のトルク値で多数のボルトを締める時はデジタルよりプレセット型の方が使いやすいですよね♪
ホイールナットやバイクのアクスルシャフト用に1本欲しい所です。
バカ力、メンテナンスで預けた後の愛車のホイールがまさにソレです。(爆)
間違いなくインパクトで締めてるだろコレ…みたいな強さです…。
他にも錆とか固着で異常に固くなっちゃう事もありますけどね。(笑)
by TS (2013-01-08 10:33)
こんなに値段の差があるってことにびっくりです。
プロユース限定ってことで精度を追求したのか?
耐久性重視でコストのかかる作りをしているのか?
あるいは単なるボッタクリなのか(笑)
気になるところですね。
by うえいぱうわ (2013-01-11 01:52)
うえいぱうわさん>
末端近くの工業製品に携わっている立場からの視点としては…ボッタ(以下自粛)
TONEの方はプロユースに限定されそうな高トルク対応のものほど高価になっていまして、そちらの価格設定の方が現実的だと思います。
高級ブランドほど精度に優れる…とはよく聞きますが、ハンドツールである以上、大抵の製品は人間の手の誤差が最も大きくなるんですよね。(笑)
by TS (2013-01-11 23:14)