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TONE ステンレスニッパ- SKN-150 他 [工具・備品]

ステンレスと言えば、腐食に強い金属の代名詞ですね。
表面に不動態被膜を形成する事で…とかの難しい話はさておき、強度などの点でも優れる合金である事から、さまざまな用途で利用されています。

大元を辿れば『ダマスカス剣』という武器に辿り着く金属でもありますし、コレで丈夫で錆びにくい道具を作っちゃおう!という発想は自然なものでしょうね。

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TONE SUSニッパ SKN-150

見たまま、ステンレス製のニッパーです。
…ええと、記事にしておいてアレですが、見たまますぎて解説に困るレベルです。
材質はマルテンサイト系ステンレス。
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Wikiによると、マルテンサイト系ステンレスは強度や耐摩耗性に優れ、焼き入れが可能なため、その硬度を生かして刃物鋼として多用されるとの事なので、ニッパーには最適!
…とはいえ、もちろん弱点もあり、耐食性は他のステンレス鋼よりやや劣る模様。


それと今回はもう一つ。
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TONE SUSドライバー(+No.2) SUPD-002

こちらは軸部の材質がマルテンサイト系ステンレスのプラスドライバー。
TONEは多彩なステンレス製ツールをラインナップしていまして、柄までステンレス製のドライバーもありますが、樹脂柄でも特に問題の無い用途なので、こちらをチョイス。

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そんな訳で、今回この2種類のSUSツールを購入してみた訳ですが、実は自分用ではなく、通常のツールには過酷な環境で使用するための試験的な導入です。

マルテンサイト系ステンレスという事で、最も重視したかった耐食性がどの程度か?

ステンレス製のニッパーの刃はどの程度の期間、切れ味を維持できるか?

これらの結果を報告できる時期が遙か先の事である事を期待しつつ、来週から実戦投入される予定です。


●2015/01/19 追記●

塩酸など酸性の薬品を取り扱う工場ラインにて2年間使用された結果ですが、刃先が少し欠けた以外にはほぼ劣化もなく、実用上の問題がありません。
過酷な環境における耐久性は価格以上と判断して良いかと思われます。
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