かつての迷宮国道を探ってみた [ツーリング&ドライブ]
ここ最近は定期的に通っていた気がする五能線沿いの国道101号線…いわゆる大間越街道は、三桁国道の栄えある第一号の国道で、五能線と同様、景観も優れることから日本百名道のひとつにもなっています。
…が、実は国道101号線にはかつて、もう一つの顔がありました。
それが、平成になってから国道101号線に加えられた秋田側のルートで、通称『迷宮国道』です。
…道の駅を巡っていた頃、国道7号線の昭和町付近から、天王町(現在の潟上市天王)の道の駅てんのうに向かおうと、ツーリングマップルを信じて国道101号線に入ったら、国道とは名ばかりの細い路地と住宅地を縫う分岐の連続で酷い目に遭ったのですが、それがかつて全国の国道マニアに知られた『迷宮国道』の南端だった事を知ったのは、10年以上が経過した最近だったりします。
で、冒頭で『かつて…ありました』と過去形にしているのは、ここ10年ほどでかなり整備されてしまい、実際に走ってみたところ、以前の面影は殆ど無かったためです。
そこで今回は、国道マニアの方が遠方から来られてガッカリされる前に、地元民として現状報告も兼ねて軽く記事にしてみた次第です。
今回は能代市から国道7号線を南に向かって走りまして、三種町八竜の分岐から男鹿・大潟方向の国道101号線に入ります。
大潟村を間近に感じる直線道路を進むも、程なくして国道は右折、直進方向は県道に…。
。
右折直後。
直線ばかりだけど、地域名は大曲。
しばらく道なりに進み、サンドクラフトで知られる釜谷浜に突き当たり、今度は左折へ。
古いマップルと見比べると、以前はもう一つ内陸側のルートが国道指定だったような雰囲気…。
しばらく国道標識が無くて不安になる。
やがて道路がおおきく内陸側に曲がったかと思うと、国道は右折へ。
ここを右折して、ふと後方を見ると…
合流で停止を強いられる国道の姿が…。
ちなみに…
以後何度か続きます。
風力発電の風車を間近に見つつ、クネクネしたルートを過ぎるとやっと海が見えてきます。
この辺、海の近くを通っているのに、殆ど海が見えないルートでもあるんですよね…。
少し海沿いらしい…しかし狭いルートを走ったかと思うと、すぐに再び内陸へ。
危うく国道である事すら忘れそうになる住宅街の先の交差点で、男鹿の名所から逃れるように左折。
寒風山の間近に至るも、それすらスルーして直進しようとする国道。
しかし…
そういえば、こないだ来た時に通行止めになっていたのを忘れてました。
迂回路が寒風山方向なので、寒風山を眺めつつ迂回しました。
迂回路から抜けた先の交差点、本来は右側から抜けてくるルートです。
…いやもう、冗談抜きに男鹿の名所を全スルーしてるんだな…。
一応、律儀に逆側の通行止め箇所も見てきました。
こちら側の迂回路はだいぶ遠回りになる模様。
ここからは(というか、ここまでも?)迷う要素もなく、道の駅てんのう近くまでは道なりに。
道の駅てんのう手前で、秋田道の昭和男鹿ICに突き当たるバイパスに曲がるのが現在の国道101号線です。
昔の記憶を頼りに旧道を探してみたのですが、住宅街の路地で迷いまくった記憶がアテになる訳もなく、かつて国道だったルートは発見できませんでした。
これが2015年現在の国道101号線で、正直、既に全く迷宮ではなくなっております。
竜飛崎の階段国道のように、名物として残しておけば多少の話題性はあったかも知れませんが、地元の人からしてみたら、普段の生活道路に他県ナンバーがやってくるリスクの方が大きかったのかも知れませんね。
…が、実は国道101号線にはかつて、もう一つの顔がありました。
それが、平成になってから国道101号線に加えられた秋田側のルートで、通称『迷宮国道』です。
…道の駅を巡っていた頃、国道7号線の昭和町付近から、天王町(現在の潟上市天王)の道の駅てんのうに向かおうと、ツーリングマップルを信じて国道101号線に入ったら、国道とは名ばかりの細い路地と住宅地を縫う分岐の連続で酷い目に遭ったのですが、それがかつて全国の国道マニアに知られた『迷宮国道』の南端だった事を知ったのは、10年以上が経過した最近だったりします。
で、冒頭で『かつて…ありました』と過去形にしているのは、ここ10年ほどでかなり整備されてしまい、実際に走ってみたところ、以前の面影は殆ど無かったためです。
そこで今回は、国道マニアの方が遠方から来られてガッカリされる前に、地元民として現状報告も兼ねて軽く記事にしてみた次第です。
今回は能代市から国道7号線を南に向かって走りまして、三種町八竜の分岐から男鹿・大潟方向の国道101号線に入ります。
大潟村を間近に感じる直線道路を進むも、程なくして国道は右折、直進方向は県道に…。
。
右折直後。
直線ばかりだけど、地域名は大曲。
しばらく道なりに進み、サンドクラフトで知られる釜谷浜に突き当たり、今度は左折へ。
古いマップルと見比べると、以前はもう一つ内陸側のルートが国道指定だったような雰囲気…。
しばらく国道標識が無くて不安になる。
やがて道路がおおきく内陸側に曲がったかと思うと、国道は右折へ。
ここを右折して、ふと後方を見ると…
合流で停止を強いられる国道の姿が…。
ちなみに…
以後何度か続きます。
風力発電の風車を間近に見つつ、クネクネしたルートを過ぎるとやっと海が見えてきます。
この辺、海の近くを通っているのに、殆ど海が見えないルートでもあるんですよね…。
少し海沿いらしい…しかし狭いルートを走ったかと思うと、すぐに再び内陸へ。
危うく国道である事すら忘れそうになる住宅街の先の交差点で、男鹿の名所から逃れるように左折。
寒風山の間近に至るも、それすらスルーして直進しようとする国道。
しかし…
そういえば、こないだ来た時に通行止めになっていたのを忘れてました。
迂回路が寒風山方向なので、寒風山を眺めつつ迂回しました。
迂回路から抜けた先の交差点、本来は右側から抜けてくるルートです。
…いやもう、冗談抜きに男鹿の名所を全スルーしてるんだな…。
一応、律儀に逆側の通行止め箇所も見てきました。
こちら側の迂回路はだいぶ遠回りになる模様。
ここからは(というか、ここまでも?)迷う要素もなく、道の駅てんのう近くまでは道なりに。
道の駅てんのう手前で、秋田道の昭和男鹿ICに突き当たるバイパスに曲がるのが現在の国道101号線です。
昔の記憶を頼りに旧道を探してみたのですが、住宅街の路地で迷いまくった記憶がアテになる訳もなく、かつて国道だったルートは発見できませんでした。
これが2015年現在の国道101号線で、正直、既に全く迷宮ではなくなっております。
竜飛崎の階段国道のように、名物として残しておけば多少の話題性はあったかも知れませんが、地元の人からしてみたら、普段の生活道路に他県ナンバーがやってくるリスクの方が大きかったのかも知れませんね。
おおっと楽しく拝見致し懐かしく感じましたです。
男鹿半島実に良いとこですねー。
思わず小生のツーリング記録の写真なんぞ再度見ますと、
訪れた時の事が思いだされ記憶が蘇ってきましたねー。
「かつての迷宮国道」って全然知らなかったです。
色々地域探訪しますと知らないことばかりで、知識を得ますと
楽しさが倍増し、違った視点から再度訪れたい場所の一つです。
観覧させて頂き有難う御座いました。
by 影風響 (2015-05-16 06:23)
昔々・・・
秋田側から男鹿半島一周して、能代へ向かったとき、そんなところを通った
気が・・・!?
あの頃は、誰も居ない真っ直ぐな道に慣れてたんで、その前に行った三陸
同様、東北のローカルな海沿いはクネクネ、道が狭い!
という印象だったな~(^_^;)
by やなぼー (2015-05-16 07:37)
影風響さん>
地元の自分ですら、実際に走った当時は知りませんでしたからね。
純粋に『何なんだ、この酷道は!?』という感覚しか抱きませんでした。(爆)
道の駅を巡っていたので東北の主要な道路はかなり走ったつもりですが、自分は当時、道の駅そのものが目的になっていたため、各地の名所とかは完全にスルーしちゃってるんですよね。
それこそ、後から知って『あの時、立ち寄っておけば…!』と何度思った事か…。(汗)
ま、これからの人生も行くべき場所は数多にあるという事で、嬉しい事なんですけどね。(笑)
by TS (2015-05-16 20:12)
やなぼーさん>
自分が酷い目にあったのは天王エリアの旧101号線でしたが、男鹿の北側の旧101号も相当な迷宮&狭路だったハズなので、おそらくその辺では無いかと!
三陸はリアス式海岸で道路が悲惨な事になるのも理解できるんですけど、何故に秋田の沿岸であんな道になったのか、昔の人を問い詰めたい気分です。(笑)
by TS (2015-05-16 20:22)
滋賀県を通るR477も酷道として知られる国道の一つですが、近江八幡市内を抜けるルートは国道をたどろうとすると右左折を繰り返すことにになる、ちょっとした迷宮国道です。
by nozzy (2015-05-16 21:53)
nozzyさん>
探してみるとけっこう各地にあるみたいですね、酷道&険道。(笑)
北東北の場合は土地が余っているので、年々、バイパス化などで改良されているようですが、都市部や市街地になると容易には新しい道路って作れないんでしょうね。
とはいえ、マニアにとっては日本百名道とは真逆の意味で愛すべき道なのかも知れませんが。(爆)
by TS (2015-05-16 22:36)