マグナのシガソケ電源にリレーを挟んでみた

という訳で前回の続き。
…の前に、一応、改めてリレーのお仕事について。
ブラックバードの時にも少し触れてますけど、(素人なりに)もうちょっと噛み砕いておこうかと。

イロイロと種類はあるんですが、リレーとは基本的には電気でON/OFFするスイッチと考えてOKです。

具体的には、A-B間が通電したらC-D間を接続する、もしくは遮断する…といった仕事をしてくれます。

『…え？接続するだけなら、A-B間から直接、配線を分岐させたらいいじゃん！』…と思うかも知れませんし、実際にそれでOKな場合もあります。
たとえば下の図の場合だと、A-B間が通電すれば、Dにも通電します。

…ただ、接続したい機器が要求するワット数が多い場合が問題なんです。

車やバイクに限らず大半の電気製品は、使用する機器のワット数に対して最適な電線を選択して作られています。
電線は同じ作りであれば太いほどキャパシティは大きい訳ですが、コストも重量もほぼ大きさに比例しますから、使用する機器が決まっている以上、無駄に太い電線を使うメリットは無い訳で。

逆に言うと、想定していない余分な機器にまで通電させる余力はほぼ無いという事になり、極端な話をすると、12V1Aの機器に通電している電線に12V30Aの機器を接続したら、運が良ければヒューズが飛ぶ程度ですが、運が悪ければ電線が焼き切れ、最悪、火災が発生します…。


そこで、最初の図ですが、A-CはキーON時(車の場合はACCで可)に通電する場所(バイクは主にテールライトのスモール側)とボディアースに、C-Dはバッテリーと機器に接続して、キーON時のみ、バッテリーからリレーを通した専用の配線で通電させる…といった制御を行う訳です。

こういった使い方なので、もちろんリレーにも限界値が設定されており、それを超えない範囲での使用が絶対です。
今回採用したリレーの場合は12V30Aまで制御が可能なので、バイク用アクセサリーなら大半は対応できそうですけどね。

…確認してみたらデイトナのシガーソケット電源は5Aらしいので、余力ありすぎる気もしておりますが…。
そして、ここまでの解説はあくまで素人の独学による大雑把なものなので、あまり鵜呑みにしすぎる事なく参考にして頂ければと思います…。


では本題…と言っても、今回の写真だと参考にならないと思われますが…。

右サイドカバー内、上部にリレーを半ば強引に設置しています。
リレーの動作は、アースはレギュレータ下部のボルトから、プラスはテールランプのスモールから分岐して使用。


少し右上、タンク下のキーシリンダー上部にデイトナのシガーソケット電源の中間ユニットを設置。
ここだと上手い具合にシート横にもハンドル側にも届きました。


バッテリーの横にも少しのスペースがあるので、こちらにリレーを固定して、配線をサイドカバー側に設置しても良かったかも。
ま、今回はここにETC車載器とシガソケ電源のヒューズを持ってきました。

そうそう、今回はシガソケ電源をリレー制御にした訳ですが、それなら製品に付属していた電源ハーネスを使わずに取り付ける方がスマートになります。

が、そうすると今度は電源ハーネスに付いているヒューズが使用できなくなる…という訳で、シガソケ電源側に新たにヒューズを追加しました。


ETC車載器、シガーソケット電源ともに、アースはレギュレータ上部のボルトに接続しています。
ここなら比較的、外す時も容易ですからね。


後は動作確認を行った後にサイドカバーやシートを戻して完成です。

…外観上、殆ど変化のない作業になると微妙にテンション上がらないので、バックレストとリアキャリアを外してみました。
ま、本格的にシーズン始まったら取り付けると思うんですけどね。

コメント 2

ウチの2台は、外観はほぼ変化なしだけど、中身がちょっと違うのよ(^_^)v
って感じの「維持」り方です(^_^;)
それより・・・
赤Nが1ヶ月近く眠ったままだ・・・(>_<)
by やなぼー (2015-02-18 06:01) 

やなぼーさん＞
昔は、車はとにかく外観にノーマルとは違う自分色を求めていた気がしますが、自分も最近はノーマル＋αくらいが丁度良いと感じるようになってきました。
でも、やなぼーさんの赤N君は中身がちょっと…どころじゃなく違う気がしますが。(笑)

バイクの方は未だに派手な外観や過剰な装備に憧れがあったりしますけどね。(爆)
by TS (2015-02-18 09:01)